乾燥肌が気になる季節ですが、皆さんどのように対策していますか?
乾燥肌と言っても枝分かれする肌の種類の中で、的確な対策を自分で判断する必要もあります。
ここでは、肌のメカニズムと乾燥肌の対策についてご紹介していきましょう。
乾燥肌になってしまう原因とは一体何?
乾燥肌になる一番の原因は水分不足です。
普段から肌の水分が不足して、今の時期になれば乾燥による水分不足ももちろんあります。
また、皮脂の分泌量が低下することで、肌の表面からうまく水分が蒸発しなくなってしまい、角質内の細胞が水分を補うように代わりをすることで肌のバランスを崩してしまうことで乾燥肌を作り出してしまいます。
しかし、湿気の多い時期に乾燥肌になってしまった方も多いのではないでしょうか。
乾燥肌と言っても、原因はいくつかあり、重なり合ってより乾燥肌が深刻になることもあります。
その原因を知ることで、乾燥肌の適切な対処法を理解できるはずです。
乾燥肌の原因・特徴を自分に当てはめてみよう!
まずは女性ホルモンの乱れが挙げられます。年齢肌という言葉もありますが、30代を境に肌の水分量は大きく変わります。
これはホルモンバランスが乱れることで肌のターンオーバーの周期が乱れ、奪われた水分を補給できなくなってしまっているということになります。
放っておくと肌の乾燥は増してしまいます。悪循環になりかねません。
また、夏場のエアコンは肌の乾燥を促進してしまう原因の一つです。
できるだけミストスプレーなどで乾燥肌対策をすることも大切ですが、外に出たときに汗とともに水分が失われることもあります。
乾燥肌=冬だけ気をつければいいものと考えるのは間違いです。
通年肌は乾燥のダメージにさらされているということを意識しておくのも大切です。
紫外線も強くなる夏は、日焼け止めクリームを塗る機会も増えますが、日焼け止めクリーム自体も肌ダメージが強いのでオフするときに必要な水分を一緒に落としている可能性もあります。日焼け止めクリームを使った後の保湿なども重視するべきですね。
肌の水分が不足する原因の一つに、生活習慣とも直結するのですが「食べ物」があります。
極度な食事制限は必要な栄養素が不足してしまうことが多く、ミネラルやビタミンが不足した肌は、乾燥肌になりやすく、肌だけではなく体全体にも悪影響といえます。
乾燥肌の対策でもある水分補給のやり方
乾燥肌の原因の中でも、比較的にできる対策が水分不足の解消です。
しかし、水分不足解消と言っても、水を飲めばいいのかというとそれは違います。
乾燥肌対策として、肌を健康的に近づける上手な水分のとり方をすることを心がけましょう。
肌が水分不足にならないようにするために、一つはこまめな水分補給が必要になります。
その上で注意したいのが、飲む水の温度です。
例えば、真夏にたくさん汗をかいてしまった後、どうしても冷たい水が飲みたくなってしまいませんか?
気分はいいですし、飲みごたえや炭酸水などは冷たく冷やしたほうが美味しいですよね。
しかし、乾燥肌対策を考えるのであれば、キンキンに冷えた飲み物はタブーです。
なぜなら、体温より低い温度の飲み物(冷水など)を飲むことで、体温は低下します。その体温の低下とともに、体の細胞の動きも弱くなってしまうため、新陳代謝が悪くなってしまいます。
新陳代謝アップをさせたいのであれば、乾燥肌対策のためにもできれば温かい白湯などを飲むのがベストです。体を温める効果がある生姜湯などもいいですね。しっかり代謝を促進させた後に、冷たすぎないビタミン豊富なジュースなどを飲むと肌の活性化にも繋がります。
スポーツドリンクなども、夏には飲みたいですが、常温にしておくだけで違うので、普段から冷たすぎる飲み物を飲まないように心がけるのはいいことでしょう。
【その飲み物!乾燥肌の対策にはNGかも!
乾燥肌を改善しようと温かい飲み物を飲むことは悪くありません。しかし、緑茶やコーヒーなどティータイムによく使われるお茶はあまり乾燥肌の方にはおすすめできない飲み物です。
緑茶はビタミンも豊富に含まれるため、コップ一杯分(200cc位)は体にもいい量ですが、緑茶やコーヒーにはタンニンという成分も多く含まれています。
このタンニンは、体内の亜鉛の吸収を阻む働きも持っています。亜鉛はターンオーバーに欠かせないミネラルの一つでもあるので、ターンオーバーを抑制してしまう、タンニンを多く取りたくないですよね。
また、カフェインを多く含む飲料も避けたいところです。
先程挙げたコーヒー、緑茶をはじめ、烏龍茶や紅茶などもカフェインが多く含まれています。
カフェインには利尿作用があるので、体内の水分を排出させる働きがあります。水分を排出するのは老廃物も出してくれるのでいいのですが、必要な水分まで排出されてしまっては意味がないですよね。
それと同じく、利尿作用の高い飲み物にアルコールがあります。水分が不足した体の潤しにはなっても水分補給にはなっていませんよね。
水分補給のタイミングと意識とは?
乾燥肌にならない対策として、水分補給をこまめに行うことをおすすめしてきましたが、それにはもう一つ「タイミング」が必要になってきます。
普通、喉の乾きを感じたらすぐに飲み物を飲みます。しかし、そのタイミングでの水分補給では遅いこともあります。
冬場は特に喉が乾いたと感じるきっかけが少なく、水分不足になってしまうのも乾燥肌の原因の一つです。
エアコンからの温風はあっという間に喉だけではなく、肌の乾燥も招いていることがあります。そこから脱水状態になる危険性もあるくらい、実は冬の方が水分補給を意識的におこなわなければいけないのです。もしかしたら隠れ脱水状態になっているかもしれません。
ここでいう意識とは「喉が乾いたと思う前に、こまめな水分補給をする」ということです。
通年、肌トラブルの代表格になっている「乾燥肌」は、体内の水分量ももちろん原因になります。温かい飲み物をこまめに摂る習慣をつけること、意識して体内からも水分不足を無くしていくことで乾燥肌対策をおこないましょう。
どんなに保湿力の高い化粧品を使っていても、表面だけのケアでは乾燥肌対策をしているとは言えません。飲み物や飲み方を見直してみるのもいいのではないでしょうか。