顔・身体のUVケアには敏感でも、頭皮の日焼け対策まで気を使っている人はあまり多くないかもしれません。
しかし、頭皮の日焼けを放っておくとフケの発生やダメージヘアの原因になるなど、さまざまなトラブルを引き起こします。
今回は、「頭皮の日焼けにより起こる髪トラブル」や「頭皮を日焼けしたときの対処法」、「頭皮の日焼け対策方法」についてご紹介します!
日焼けしたらどうなる?頭皮に起こりうるトラブル
頭皮の日焼けは、顔・身体が日焼けしたときと同じ症状に加えて、髪の毛にもトラブルが起こります。
頭皮に痛み・かゆみが出る
日焼けは肌がヤケドしている状態ですので、炎症によりヒリヒリした痛みやムズムズとしたかゆみが出てきます。
炎症を起こしている皮膚はバリア機能が低下しており、刺激にとても弱い状態です。
ひどいときだと、風が吹いたり髪の毛がこすれたりするだけでも、頭皮がかゆくなります。
フケが発生する
日焼け後しばらく経つと、ポロポロと皮がむけてフケが出てきます。
日焼けしている皮膚は乾燥しやすくなっているので、潤いが足りないのもフケの原因です。
清潔感のない印象を与えしまうので、フケの発生は避けたいですよね。
髪の毛が傷む
日焼けにより頭皮・髪の毛が乾燥すると、キューティクルのダメージにつながります。
キューティクルがダメージを負っていると、枝毛・切れ毛の原因となったり、ヘアカラーが落ちやすくなったりします。
日焼けした頭皮を早く治すための対処法3つ
すでに日焼けしてしまった頭皮を早く回復させるには、3つの対処法が効果的です。
1.冷やしてクールダウン
日焼けは皮膚がヤケドしている状態ですので、まずは冷やすのが重要です。
水で濡らして固くしぼったタオルや、保冷剤をくるんだタオルで日焼けした部分を冷やします。
熱を持って真っ赤になっている皮膚が冷やされて、ヒリヒリした痛みが少しやわらぎますよ。
2.頭皮を保湿する
頭皮は日焼けにより乾燥しやすくなっているため、充分な保湿が必要です。
保湿を怠ると乾燥が進んでしまい、かゆみやフケを悪化させる原因になりかねません。
頭皮の保湿は手持ちの化粧水を使ってもいいですが、頭皮専用のローションも販売されています。
3.シャンプーはよく泡立てて頭皮を優しく洗う
日焼けした頭皮は刺激に弱くなっていますので、負担をかけないようによく泡立てたシャンプーで優しく洗います。
シャンプーを泡立てずにそのまま髪につけてしまうと、洗い残しの原因となり炎症が悪化する可能性があります。
また、シャワーの温度が熱すぎるとかゆみを引き起こしますので、お湯の温度は40℃以下に設定するのがおすすめです。
すぐできる頭皮の日焼け対策方法
頭皮の日焼けを避けるには、顔や身体と同じように紫外線から皮膚を守る必要があります。この項目では、頭皮の日焼け対策としてすぐできる方法をご紹介していきます。
帽子をかぶる
帽子をかぶって、紫外線が直接頭皮に当たってしまうのを避けるのが大切です。
特につむじ部分は髪の毛が少なく陽に当たりやすいので、日焼けしやすい箇所となっています。
ツバの広い帽子であれば、頭だけでなく顔周りにも影を作ってくれるので、顔・首の日焼け対策もできます。麦わら帽子など通気性のいい素材なら、頭が蒸れにくく暑い夏にも向いていますね。
日傘をさす
日傘も紫外線対策にはぜひ取り入れたいアイテムです。
帽子だと髪型のアレンジが限られてしまいますが、日傘ならどんな髪型でも使えるのでおすすめです。
日傘の内側の色が黒色だと、地面に照り返した紫外線を吸収してくれるので、顔周りが日焼けしにくくなります。
日焼け止めスプレー
顔や身体と同じように、頭皮も日焼け止めで紫外線から守ることができます。
髪・頭皮には、スプレータイプの日焼け止めを使いましょう。
スプレーするときは、10~15センチほど離した状態で、まんべんなくかけてください。
一か所に集中してスプレーすると、肌荒れの原因になりますのでご注意を!
顔・身体だけじゃなく頭皮のUV対策も忘れずに!
今回は、頭皮の日焼けにより起こるトラブルや日焼けしたときのアフターケア、紫外線から頭皮を守る対策方法についてご紹介しました。
以下、本記事のまとめになります。
- 頭皮の日焼けは、フケ・ダメージヘアの原因になる
- 頭皮を日焼けしたらすぐ冷やし、乾燥とシャンプーの洗い方にも注意する
- 帽子・日傘・日焼け止めスプレーを活用して、頭皮を紫外線から守る
日焼けが気になる夏のシーズンは、海に行ったり長時間外出したりと、常に紫外線から狙われています。
顔・身体だけでなく、頭皮の日焼けにも気を配ってキレイで健康的な髪を保ちましょうね!