メイクブラシを使って普段のメイクをすることで、その仕上がりは格段に変化します。さらに、今まで使っていなかったコスメも、メイクブラシを駆使すれば1軍コスメに昇格することも。

そこで今回は、メイクブラシの種類とパーツ別の選び方を徹底解説。「メイクブラシを使ってみたいけど、どうやって選べばいい?」「そもそもどんな種類があるの?」という初心者の皆さんはぜひ本記事を参考にしてみてくださいね。

メイクブラシに使われる毛質の種類とは?

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玲子(@lingzi2994)がシェアした投稿 – 2020年 4月月30日午前5時51分PDT

実はメイクブラシに使われている毛にも種類があり、それぞれ柔らかさも全く違います。そのため、メイクブラシに使われている毛質の種類とその特徴を知ることで、その効果を最大限に引き出すことができます。

例えば、メイクブラシを選ぶ際にはただ肌触りの良い柔らかさを重視すれば良いという訳ではありません。毛の柔らかいタイプは肌触りが良い反面、発色に欠けるというデメリットがあります。つまり、このようなタイプはナチュラルに仕上げたいベースメイクなどに最適なんです。

この項目で、メイクブラシに主に使われている毛の種類とそれぞれの特徴を確認していきましょう。(*毛の柔らかいものから順に並べていきます。)

リス毛

動物毛の中でいちばん柔らかいリスの毛。肌をふんわりと優しく包んでくれるため、摩擦などによる刺激や負担も最小限に抑えることができます。
メイクの中では特に、ふんわりとムラなく仕上げたいパウダーファンデやチークなどに最適です。

山羊毛

適度なコシ耐久性もありながら柔らかい毛質の山羊の毛。粉含みがよく、しっかりとした発色を叶えてくれます。柔らかさと仕上がりのバランスを重視したい方は山羊の毛がおすすめです。

イタチ・コリンスキーの毛

硬毛の中では一番ベーシックなイタチ科の毛。弾力があり穂先のまとまりが良いため、細かい部分への書き込みや塗りも思いのままに叶えてくれます。メイクの中では、アイシャドウブラシやリップブラシにぴったりです。

ナイロンやタクロンなどの人工毛

アレルギーを持っている方や動物の毛を使用するのに抵抗があるという方は、人工毛を選びましょう。ここ数年の人工毛は、柔らかさを兼ね備えながらも丈夫な品質を保っているアイテムも多くあります。洗浄にも手間をかけることなく、長く使うことができるのでコスパも◎

メイクブラシの主な種類を確認!

では、この項目でメイクブラシの主な種類を一気見していきましょう!

ベースメイク用ブラシ

・ファンデーションブラシ(リキッドorパウダー)
・シャドウ/ハイライトブラシ
・コンシーラーブラシ
・チークブラシ

アイメイク用ブラシ

・アイシャドウブラシ
・アイライナーブラシ

アイブロウ用ブラシ

・アイブロウブラシ
・スクリューブラシ

その他のメイクブラシ

・リップブラシ

初心者が揃えるべきメイクブラシはこの4つ!

大きく分けてもこんなに種類が多いメイクブラシ。これだけのメイクブラシを取り揃え、上手に使いこなすことができればメイクの仕上がりはプロ級になります。
しかし、初めからこんなに揃えるのは難しいかと思いますので、初心者の方がとりあえずこれだけ揃えればOKというものを集めました。

・ファンデーションブラシ
・アイシャドウブラシ
・アイブロウブラシ
・リップブラシ

ぜひこの4本を中心に、自分の必要なものから少しずつ集めてみてくださいね。
▼それぞれの使い方に関しては、こちらの記事で詳しくまとめてあります。

パーツ別に最適なメイクブラシを選ぶ

では、毛質の特徴やまず揃えるべきメイクブラシを知った上で、パーツ別に最適なアイテムをみていきましょう。

ファンデーションブラシ

ファンデーションブラシは、パウダーかリキッドによって使用するブラシも異るため注意が必要です。パウダータイプはふさふさしたリス毛のブラシ、リキッドタイプには平たい山羊毛のブラシを選びましょう。

ちなみにチークに関しても、プレスタイプのコスメならリス毛、硬く固められたベイクドコスメであれば山羊毛がおすすめです。

アイシャドウブラシ

アイシャドウブラシはアイホールにふんわりのせる場合は柔らかいリス毛細かい色味を表現したい場合はコリンスキーなどのイタチ科の毛と使い分けるのが◎
しかし初めは買い揃えるのも大変かと思いますので、バランスの取れた山羊毛で対応出来ますよ。

アイブロウブラシ

アイブロウブラシを選ぶ際は、毛の細さと毛先に注目してみましょう。毛が細めのイタチ科の毛は細部まで塗りやすくナチュラルに仕上がるため、アイブロウブラシにぴったりです。さらに毛先が斜めにカットしてあるタイプは、眉の輪郭を描くのにもパウダーを塗るのにも適しています。1本持っていれば2つの役割を果たしてくれるため、初心者の方にもおすすめです。
スクリューブラシも合わせて揃えておくことで、眉の流れを整えることができ、よりナチュラルに肌に馴染む仕上がりになりますよ。

リップブラシ

リップブラシもイタチ科の毛がおすすめです。コシがあタイプの毛は小さい穂先でもリップやアイラインなどの細かいポイントメイクをきれいに仕上げてくれます。リップも塗る前にリップブラシで輪郭を描くことでメイク崩れを防ぎ、いつも以上に印象のある口元を演出することができますよ。

メイクブラシを使ってプロの仕上がりを

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瀬戸島 容子 /K-two/似合う前髪(@yokosetojima)がシェアした投稿

今回はメイクブラシの種類と選び方を徹底解説しました。メイクブラシは毛の種類によって最適なパーツやコスメが異なります。本記事で紹介した4本を始め、自分のメイクに必要なアイテムから少しずつ集めてみてくださいね。

▼「実際にどうやって使えば良い?」という方は以下の記事を合わせ読んでみてください。メイクブラシの使い方についてパーツごとに解説しています。