「なんだかメイクがなじまない」

「顔だけ浮いて見えてしまう」

「自分に似合うメイクがわからない」

そんな悩み、もしかしたら肌のベースカラーを理解したコスメ選びで解決するかもしれません。

そこで、今回はイエベさんのメイクの仕方についてご紹介。基本のカラー選びの方法にくわえて、下地、ファンデーション、アイメイク、チーク、リップの選び方も解説していきます。

そもそもイエベ・ブルベって?簡単に見分ける方法は?

日本人の肌は大きく分けてイエローベース(イエベ)とブルーベース(ブルベ)の2つにわけることができ、これをパーソナルカラーといいます。

イエベとブルベはそれぞれ肌色の特徴やなじみやすいカラーが異なるため、自分のカラーを正しく理解することはメイクをより美しく仕上げるための大事な知識といえるでしょう。もちろん、服選びやアクセサリー選びといったおしゃれにも役立ちます。

イエベとブルベ、それぞれの特徴は以下の通りです。

<イエベの特徴>

 

<ブルベの特徴>

 

ほかにパーソナルカラーを見分ける方法としては、血管の色を見るというのがもっとも手軽で簡単です。自然光(太陽でも照明でもOK)の下で、腕の内側など、皮膚の薄い部分を見てみてください。透けている血管が緑っぽく見えたらイエベ、青っぽく見えたらブルベです。

パーソナルカラー診断はウェブ上でも手軽に出来ますが、百貨店のコスメカウンターや専門のサロンなどで実際に肌を見てもらいながら行うのが確実です。気になる方はぜひ一度診断を受けてみてくださいね。

イエベのメイクはどうすればいい?カラー選びから解説!

パーソナルカラーを意識してメイクしないと、顔色が悪く見えたり、メイクが浮いて見えたり、ちぐはぐな印象を与えてしまったりと、百害あって一利なし。

では、イエベに似合うメイクとはどんなものなのでしょうか?細かく見ていきましょう!

基本は黄みがかったカラーを選ぶこと!

イエベの肌は黄みがかかったカラーがなじみやすいという特徴をもっています。なので、基本は黄色の要素をもつカラーを選ぶこと。

具体的には、ブラウン系ならココアブラウンではなくチョコレートブラウン、ピンク系ならローズピンクよりコーラルピンク、イエロー系ならレモン色よりバナナイエローやマスタード、といった感じですね。

どんな色も意識して見てみるとイエベ・ブルベの判断がつくようになるので、自分に似合いそうなイエローベースの色をたくさん探していきましょう!

下地はくすみを補正するタイプを選ぶと吉!

イエベ独特の黄みがかった肌は、見方によってはくすんで見えてしまうことも。そこで、下地はくすみを補正して肌色を整えるタイプを選ぶといいでしょう。

くすみが強い人は、CCクリーム(コントロールカラー)を使うのもいいですね。具体的には、イエローやベージュ、オークル系を選び、肌色をムラのない均一な色味に調整することを意識してみてください。

透明感やツヤが欲しい人は、下地ではなくポイントメイクで調整してくださいね。

ファンデーションはオークル系かベージュ系!

ファンデーションも基本に沿って、黄みよりのものを選びます。

多くのメーカーが標準色としているオークル系はイエベの肌と相性抜群。まずは標準色で肌なじみを確認し、そこからライトオークルやベージュを試してみるといいでしょう。反対に、青みがかったベージュやピンク系、白みの強いファンデーションは膨張したり浮いて見えてしまうのでNGです。

アイメイクはブラウンが鉄板!ベースの色味を工夫すれば浮きにくい!

イエベさんのアイメイクは、チョコレートやテラコッタ、キャメルといったブラウン系の色味が鉄板です。

また、ピンク系ならサーモンピンクがなじみやすくキュートな印象でおすすめ。グリーン系ならカーキであればこっくりした色味も軽めの色味もなじみやすいですし、イエベさんには難しいブルー系も、深めのネイビーをポイント使いすると洗練された印象になります。

狙ったカラーがなじみにくい場合は、ベースにイエローやベージュ、控えめなゴールドなどを仕込むと肌色と調和が取りやすくなりますよ。

チークはオレンジやブラウン系!チークカラーでメイクの印象をコントロール

メイクの印象を大きく左右するチーク。イエベさんの場合、意外にもカラーの選択肢は多く、チークをうまく選べばどんな印象も思いのままです。

ピンク系ならサーモンピンク、コーラルピンク、ベージュピンクなど、ややオレンジがかったものが可愛らしい印象を演出するのにぴったり。

アプリコットやオレンジ、オレンジピンクは健康的な印象に、ベージュやブラウン、テラコッタは大人っぽくなり、パールやラメをプラスすれば華やかに仕上げることができます。

リップはチークと合わせて統一感のあるメイクに

リップの選び方は基本的にチークと同じです。オレンジを中心に、オレンジがかったピンクとブラウン系をそろえておくといいでしょう。

また、チークとリップの色味を合わせるとメイクに統一感がでて、まとまりのいいメイクになります。普段とは違うカラーを選ぶときも、チークとリップの色味をそろえることでしっくりくるはずですよ。

まとめ

イエベ肌のメイクは色選びが肝心。今回おすすめしたカラーはイエベさんに似合うカラーのほんの一部です。「イエベのせいで似合うカラーが制限される……」と思っている人もいるかもしれませんが、【黄みより】という基本さえ守ればイエベさんに似合うカラーは意外と多いもの。

同じ色名でもメーカーによって発色が違うこともありますし、同じアイテムでも使い方次第でメイク映えがガラっと変わることもあります。ぜひ、いろんなカラーにチャレンジして、楽しみながら自分に似合うメイクを探してくださいね。