最近よく耳にする『オーガニックカラー』という新しいカラー剤。「普通のものと何が違うんだろう」「どのくらい明るくできるのかな?」とさまざまな疑問を持っている方もいらっしゃるかと思います。

そこで今回は、そんなヘアカラー剤のひとつである「オーガニックカラー」について解説します。オーガニックカラーと通常のカラー剤の違いや、メリット&デメリット、そしておすすめ色や色見本などもご紹介するので、オーガニックカラーに関心を持っている方は参考にしてくださいね。 

オーガニックカラーとは?

まずは「オーガニックカラーとはどのようなものなのか」について、解説をしていきます。

オーガニックカラーとは、オーガニック成分が配合されているヘアカラー剤のことです。配合されている成分や「どの程度オーガニック成分が配合されているのか」は商品によって異なるため、「オーガニックカラー」と謳われている薬剤にも色々なものがあります。

中にはノンシリコンなど添加物をできるだけ配合しないタイプのものや、オーガニック認証を取得しているものもありますよ。ちなみにオーガニックカラーも髪を染めるための薬剤なので、基本的には通常のカラー剤とほぼ同様の工程で使用されます。

 オーガニックカラーのメリットとデメリット

オーガニックカラーには通常のカラー剤と比べたときに、メリットもあればデメリットもあります。オーガニックカラーのメリット&デメリットについて、簡単に解説しますね。 

オーガニックカラーのメリット

オーガニックカラーの主なメリットは、以下の通りです。

オーガニックカラーでも商品によって成分などは異なるため、絶対にダメージを抑えられると言い切ることはできませんが、通常のカラー剤よりは髪や地肌への影響が穏やかである傾向にあります。そのため敏感肌の方や髪が細くてダメージを受けやすい方には、オーガニックカラーはおすすめです。

またオーガニックカラーの方がにおいが気になりにくいというメリットもあります。カラー剤はどうしても薬剤特有のツンとしたにおいがするものですが、オーガニックカラーの場合は通常のカラー剤ほど強いにおいはしません。きついにおいが苦手な方に嬉しいメリットですね。 

オーガニックカラーのデメリット

さまざまなメリットがある反面、オーガニックカラーの次のようなデメリットもあります。

色展開はメーカーなどにもよるので一概に言えるものではありませんが、通常のカラー剤よりもオーガニックカラーの方が色の種類が少ないです。ベーシックな色に染めたい場合は特に問題はありませんが、個性的な髪色が好きな方にとってはデメリットになるでしょう。

またオーガニックカラーはハイトーンや鮮やかな色にするのには向きません。あくまでナチュラルな髪色にしたい方向けのカラーです。

 オーガニックカラーにはどんな色がある?色見本紹介

通常のカラー剤と比べると色のバリエーションが少なめのオーガニックカラーですが、おしゃれな髪色に仕上げることができる色は複数あります。いくつか色見本をご紹介しますので、髪色選びの参考にしてみてはいかがでしょうか。 

アッシュ

アッシュは定番人気の髪色のひとつですよね。髪に透明感を出してくれるカラーで、オーガニックカラーでもアッシュ系にすることは可能です。

また「暗めの髪色にしたいけど黒髪だと重たく見えないか心配」という方は、ダークアッシュカラーにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。ダークアッシュカラーは一見黒髪に見えますが透明感があるので、野暮ったい印象になりにくいです。学校や仕事の都合で髪色を暗くしておく必要がある方にもおすすめの色ですよ。

 

グレージュ

やわらかさと透明感を出すことができるグレージュ(グレー+ベージュ)は、髪の赤みを抑えてくれるので、外国人風の色にしたい方にも人気です。

また「髪質が硬めで、少しでもやわらかくしなやかな質感に見せたい」という方にもおすすめの色と言えます。

ちなみにアッシュをプラスした、アッシュグレージュというカラーもおしゃれ感を出すことができるため人気があります。

 

ブラウン

オーガニックカラーのブラウンは、自然な髪色が好きな方におすすめです。

色見本からもわかるように、ブラウンは定番の色ですよね。良い意味でトレンドなどに左右されにくいですし、服装も選びません。誰にでも似合いやすい色は、どんな髪色にしようか迷ったときに選択するのも良いでしょう。

オーガニックカラーは髪や地肌をいたわりたい方におすすめ

今回のコラムでは、オーガニックカラーについてお話しさせていただきました。オーガニックカラーは通常のカラーよりも地肌や髪に負担がかかりにくいため、髪と地肌をいたわりつつ好きな髪色を楽しみたい方におすすめです。これからオーガニックカラーにチャレンジしてみようという方は、今回ご紹介した色見本もぜひ参考にしてみてください。