シリコン入りのシャンプーは髪にどんな影響がある?成分や特徴を徹底解説

  • 2021年1月12日
  • 2021年1月12日
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近年、「ノンシリコン」と表記されたシャンプーが目立つようになりました。
あまり配合成分に詳しくない方も、「ノンシリコン」というだけで、思わず「髪に優しいのかな?」「普通のシャンプーよりこだわって作られていそう」なんてポジティブなイメージを抱くのではないでしょうか。

では、シリコン入りのシャンプーとノンシリコンのシャンプーは、いったい何が違うのでしょうか?
シリコンの特徴を知り、髪質に合ったシャンプー選びをしましょう。

そもそもシリコンとは?

シリコンは、合成樹脂の一種です。
ケイ素を主成分につくられていて、シャンプーをはじめ、ファンデーションや日焼け止め、ヘアワックスなど様々な用途に使用されています。

シリコンのはたらきは用途によって異なりますが、シャンプーの場合、配合されているシリコンが髪のキューティクルを保護。髪の1本1本を、つやつやでさらさらにしてくれる効果が期待できます。

「シリコン入りシャンプー」と「ノンシリコンシャンプー」の違いは?

シリコン入りのシャンプーと、ノンシリコンのシャンプー。
その違いは、「仕上がり」にあります。

シリコン入りのシャンプーは、シリコンの効果で、髪の指通りはとてもなめらか。
ドライヤーで乾かしてもしっかりまとまってくれるので、パサつきやダメージが目立つ髪質の方は、シリコン入りのシャンプーを選ぶと良いでしょう。

一方、ノンシリコンのシャンプーには、髪をコーディングする成分が含まれていません。
ドライヤーで乾かすとフワッとするため、仕上がりもエアリーで軽めなのが特徴です。
髪が細い方や、ぺたんとした髪質の方は、ノンシリコンのシャンプーで洗髪すると軽やかなボリュームが出るでしょう。

シリコンで悪影響が出ることはある?

合成樹脂である、シリコン。
髪や地肌に使うことで、「毛穴に詰まるのでは?」「抜け毛が増えそう」など心配する方は少なくありません。

しかしシリコン入りのシャンプーでも、健康に影響を及ぼすことはないのでご安心ください。

シャンプーに配合されているシリコンは、とても細かい粒子で構成されています。
シリコンの成分は、確かに毛髪の1本1本に付着して髪を保護しますが、翌日の洗髪時には水流ですっきり洗い流されてしまうので問題ありません。
ヘアカラーやパーマにも悪影響が出ることはないので、どなたでも安心して使用いただけます。

シャンプーに使われるシリコンの種類について

シリコンは様々な用途に使われていますが、シャンプーに配合されているシリコンには主に4つの種類があります。
それぞれ使用感や洗い上がりなど特徴が異なるので、好みや髪質に応じて選びましょう。

(※なお、成分表に表記されるときは、「シリコン」ではなく「シリコーン」と記載されるのが一般的です)

ジメチルシリコーン

ジメチルシリコーンは、シリコンの中でも最もポピュラーな種類です。
分子量は様々で、分子量の違いによって洗い上がりの質感が異なります。
たとえば、シャンプーに配合されているのが分子量の小さいシリコンなら、洗い上がりはサラサラとエアリーに。一方で分子量が大きいシリコンを配合したシャンプーでは、しっとりとまとまった仕上がりになるものの、髪にしっかりと付着するため落とすのはなかなか困難です。

成分表での表記は、「ジメチコン」「ジメリコノール」などと記載されます。

ポリエーテル変性シリコーン

上記「ジメチコン」に界面活性剤を混ぜたものが、ポリエーテル変性シリコーンです。

界面活性剤には、油と水をなじませて浮かせる効果があります。
シリコン入りのシャンプーは、シリコンの分子が大きいものほど髪に成分がしっかりと付着しますが、洗ってもなかなか落ちないのが難点です。

しかし界面活性剤を混ぜることで、シリコンの欠点を一蹴。
キューティクルをきちんと保護しながらも、洗い流すときにはすっきり落とせます。

成分表での表記は、「ジメチコンコポリオール」「ポリシリコーン13」などと記載されます。

アミノ変性シリコーン

アミノ変性シリコーンは、髪に吸着しやすくするために開発された成分です。
シリコンの粒子がしっかり毛髪を保護してくれますが、その反面、洗髪で落としにくいというデメリットもあります。

成分表での表記は、「アモジメチコン」「アミノプロピルジメチコン」などと記載されます。

揮発性シリコーン

揮発性シリコーンは、髪をコーディングするというよりも、高分子で配合されたシリコンを別の成分と混ざりやすくするための「仲介役」として使われることがほとんどです。

使用感はさっぱり。髪に塗り伸ばすときにもベタベタしません。

成分表での表記は、「シクロメチコン」「シクロペンタシロキサン」などと記載されます。

ノンシリコンシャンプーを使うときの注意点

髪のキューティクルを保護して、さらさらな指通りにしてくれるシリコン。
しかし、日増しに増えてくるノンシリコンシャンプーの種類を見て、思わず「使ってみようかな」なんて興味が湧く方もいるでしょう。

シリコンが入っていないシャンプーで洗髪すると、髪はいわば「すっぴん」の状態になります。人それぞれですが、「手触りが悪くなった」「クシが通らない」などネガティブな感想を持つ方も少なくありません。

シリコンが保護するのは、キューティクルだけではありません。髪に付着することで、ヘアアイロンやドライヤーの熱からも毛髪を守ってくれています。
そのためシリコンのコーディングがない「すっぴん」の髪だと、あらゆるダメージが直撃することに……。

もしノンシリコンシャンプーをダメージレスな状態で使うなら、いくつかの点を意識しましょう。

まず、洗髪をするときはやさしく。シャンプーをしている最中に、髪同士に摩擦が起きてキューティクルが剥がれることがあります。たっぷりの泡で、丁寧に洗うようにしてくださいね。

また、シャンプー後のケアも大切です。シャンプーだけで終わらせてしまうと、きしみ感が前面に出てしまいます。リンスやトリートメントの習慣をつけて、すっぴんの髪を補修してあげましょう。

プラスワンケアとして、「洗い流さないヘアオイル」などの使用もおすすめです。髪を乾かす前に塗るだけで、コーティング作用が期待できます。

ノンシリコンシャンプーを使うなら、髪質を保つために、アイテムを駆使して様々な工夫をしてくださいね。

まとめ

「ノンシリコン」と書かれたシャンプーが多く流通している現在、シリコン入りのシャンプーに疑問を持つ方が増えはじめました。合成樹脂という成分状、髪や地肌への影響が気になるところです。

しかしシリコンが入ったシャンプーでも、健康を害するような悪影響はありません。
シリコンには髪のキューティクルを保護する大切な役目があります。悪影響どころか、むしろ使用することで、ドライヤーなどの熱から髪を守ったり髪同士の摩擦を軽減してくれたり多くのメリットがあります。

「ノンシリコンシャンプー」と「シリコンシャンプー」の大きな違いは、使用感です。ノンシリコンなら、ふわっとエアリーな仕上がりに。一方でシリコンシャンプーは、しっとりまとまった仕上がりになります。