美容のみならず健康にも良い影響を与えてくれるとして、ここ最近注目を集めているルイボスティー。ふんわりと鼻に抜ける香りには、癒し効果も期待できそうですよね。
今回はそんなルイボスティーの効能をはじめ、「副作用はあるの?」「ダイエットには良いの?」などの疑問を徹底解説。健康や美容を気にかけたい方は、ぜひ手軽なルイボスティーを日常に取り入れて、ヘルスケアに役立てましょう。
そもそもルイボスティーとは?
ルイボスティーとは、南アフリカのセダルバーグ山脈で育つ「ルイボス」という木の葉を原料としたお茶のこと。現地の言葉で「Red Bush(赤い茂み)」と言われるように、赤みがかったブラウンが特徴です。古来のアフリカでは、’’不老長寿’’のお茶と言われ、親しまれていたんだとか。
厳しい乾燥地帯で地中の奥深くまで根を張り、たっぷりの栄養を吸い上げて成長するルイボス。その栄養価の秘密は、育つ環境が大きく関係しているのかもしれませんね。
ルイボスティーが持つ3つの効能・効果
ルイボスティーがこんなにも注目されている理由は、その効能にあります。こちらでは、美容のみならず健康にも良いとされているその働きをチェックしていきましょう!
1.むくみと便秘を改善
ルイボスティーの抗酸化作用には、腸内を整える効果があります。腸が刺激されることによってお通じ改善にもアプローチできるため、便秘に悩む方にもとてもおすすめです。
さらに利尿作用もあるルイボスティーは、適度に飲むことでむくみ防止にもなるんです。毒素や排泄物をどっさり出すことで、体内からスッキリ。体が軽くなるようなデトックス効果を期待できます。
2.さまざまなヘルスケアに
一口にヘルスケアと言っても、その効能はさまざま。具体的には、以下のような体に良い影響を与えてくれます。
- 睡眠の質を向上
- 代謝UP
- 二日酔いを中和
まずカフェインが含まれていないルイボスティーは、寝る前に飲むことで心を落ち着け睡眠の質を上げてくれるんだとか。加えて、たっぷり含まれているマグネシウムには、神経の興奮を抑えてくれたり、代謝をUPさせてくれたりする役割もあるんですよ。全身に血流がゆっくりとめぐることで、安眠効果はもちろん日々の活力にもなるそうです。
さらに現代人に不足しがちなミネラルを補えば、二日酔いを中和することも。飲み過ぎや食べ過ぎた次の日には、ルイボスティーで体調を整えるのも良いかもしれませんね。
3.美肌作りをサポート
先ほども解説したルイボスティーが持つ抗酸化作用は、美肌作りにも役立ちます。シミやシワの原因となる活性酸素の働きを抑えることで、若々しく潤いのある肌を保てるんです。合わせて、ハリやコシのある髪の生成もサポートしてくれます。
ルイボスティーに副作用はあるの?注意点も解説
ルイボスティーを飲む際に気になるのが副作用ですよね。「こんなにも健康や美容に効果的とされているんだから、どこか危険な副作用があるんじゃないかな…」と不安になる方もいらっしゃるかと思いますが、現状では健康被害は報告されていないようです。
しかし、飲む際には気をつけたいいくつかの注意点があります。こちらの項目で必ず確認しておきましょう。
1.トイレが近くなり、お腹が緩くなることも
緑茶や麦茶など、基本的にお茶は利尿作用があるものがほとんど。そして、ナトリウムが豊富に含まれるルイボスティーもそのひとつです。お出かけ前や寝る前などに飲みすぎるのは控えてくださいね。
また、便秘だからといってルイボスティーを過剰接種するのは絶対にNG。下痢を引き起こしたり、時に吐き気を催したりすることもあります。
2.妊娠中の場合は控える
妊娠中後期の場合は、ルイボスティーの摂取を控えたようが良いでしょう。というのも、近年の研究でルイボスティー、チョコレート、ココアなどに含まれる「ポリフェノール」は、胎児の動脈管に影響を与える可能性があると報告されたんです。まだ裏付けもなく不鮮明な部分ではありますが、気になる方は医師と相談するのが良いでしょう。
3.人によっては胃痛を感じる
ミネラルの過剰摂取は、胃痛につながります。特に胃腸が弱い方や日頃からカフェインなどを多く取っている方は気をつけましょう。適切な量は、1日3杯までとされています。
正しく美味しく、ルイボスティーを楽しもう
いくらルイボスティーが’’健康に良い’’と言われているからといって、過剰接種するのはおすすめできません。普段のバランスの良い食事や規則正しい生活の中に、適度に取り入れるよう心がけましょう。
しかし、普段のティータイムを紅茶やコーヒーからルイボスティーに変えるだけで、体にさまざまな良い変化が現れるかもしれません。ぜひ本記事をきっかけに、みなさんもルイボスティーを飲み始めてみてはいかがでしょうか。