「睡眠不足だと体にどんな影響があるの?」
「上質な睡眠をとる方法が知りたい」

睡眠不足は、肌荒れの原因や太りやすくなるなど美容に悪影響ばかりです。しかし、仕事や勉強で忙しい中、睡眠時間を増やすのはなかなか難しいのではないでしょうか。
そこで今回は、睡眠不足が美容にもたらす影響を理解し、限られた睡眠時間で上質な眠りをとるための方法を3つご紹介します。

睡眠不足は美容に悪い影響ばかり

「睡眠不足は体に悪い」というのは誰しもが抱いているイメージだと思いますが、具体的にはどのような影響があるのでしょうか?ここでは睡眠不足が原因となって起こる、肌や体への悪影響をご紹介していきます。

影響①ニキビやできものができる

睡眠時間が足りていないと、顔にニキビやできものができやすくなります。
ニキビの原因となっているのは、睡眠不足によるストレス増加や免疫力(バリア機能)の低下だと言われています。
また、睡眠不足になるとホルモンバランスが崩れやすいとされています。体内には肌の皮脂分泌を増やすホルモンがあり、睡眠不足によりそのホルモンが必要以上に増加すると、ニキビや体臭の原因となってしまうそうです。

影響②肌のターンオーバーが遅れる

睡眠不足は、肌が生まれ変わるためのターンオーバーが遅れる要因となります。ターンオーバーを促しているのは体内の成長ホルモンで、成長ホルモンは睡眠中に分泌されます。
しかし、睡眠不足だと成長ホルモンの分泌量が低下するため、ターンオーバーがうまくいかなくなり結果的に肌荒れへとつながります。

影響③太りやすくなる

食事の摂取量や消費エネルギーにも、睡眠不足が影響します。睡眠不足の人は、食欲増進や抑制を調整するホルモンのバランスが崩れており、食べすぎてしまう傾向にあります。
また、睡眠時間が足りていないと頭がぼーっとして1日の活動量が減るため、エネルギー消費が低くなるのも太る原因です。

睡眠不足になる理由の多くは「仕事や勉強」

あるデータでは、睡眠不足の主な理由は次の3つとされています。

  1. 仕事や勉強などで睡眠時間が充分にとれない
  2. 悩みや考え事で眠れない
  3. 趣味に時間を割いているから

理想の睡眠時間は7~8時間と言われていますが、日頃の忙しさから睡眠時間を削らざるを得ない人が多いかもしれません。

睡眠不足で頭が働かないため日中の仕事や勉強の効率が悪くなる、効率が悪いから時間がかかってしまい睡眠時間が削られる、といった悪循環になってしまいますね。

今日からできる睡眠の質を上げる3つの方法

睡眠の重要性は理解できても、仕事や勉強がなくなる訳ではありませんし、睡眠時間の確保がなかなか難しいのが現実です。
そこで、限られた睡眠時間であっても、上質な睡眠をとる方法を3つご紹介します。

上質な睡眠をとる方法①寝る前の準備で眠気を誘い出す

「寝つきが悪く、ベッドに入っても眠れるのは1時間後」という人は、寝る前に眠気を誘う準備をしてみましょう。次のような行動は、眠気をうまく誘い出してくれます。

体がリラックスできる状態になると、体内で副交感神経が優位に働き自然な眠りにつくことができます。

上質な睡眠をとる方法②寝る前のストレッチで体を温める

寝る前にストレッチをおこなうと体がリラックスし、上質な睡眠につながります。
ストレッチをすると、緊張していた筋肉がほぐれ血行が良くなります。血行が良くなると酸素が体を巡りやすくなり、体の内側から自然に温かくなってぐっすり眠れるようになります。

ただし、体を温めようと寝る前に筋トレなどの運動をするのは逆効果です。激しい運動は体が興奮状態になってしまい、目が覚めてしまうので避けてください。

上質な睡眠をとる方法③ベッドでスマホをいじらない

寝る前のスマホは、目が覚めてしまったり眠りが浅くなったりするので注意が必要です。スマホの明かりを見ていると、脳が昼間だと錯覚して覚醒してしまうそうです。

できる限り、就寝の2時間前からスマホは見ない方が良いとされています。寝る前のスマホが習慣になっている人は、見るのを急に止めるのは難しそうな気がしますね。
そんな時は、スマホのナイトモードで画面を暗くするところから始めてみるといいかもしれません。

睡眠不足は美容の大敵!今日から睡眠の質を改善してみよう

今回は、睡眠不足が美容にもたらす影響と、上質な睡眠をとるための3つの方法をお伝えしました。ニキビができたり太りやすくなったりと、睡眠不足は美容に百害あって一利なしですね。

睡眠時間を増やすことはできなくても、睡眠の質をあげるのはそこまで難しいことではありません。寝つきが悪い人は、飲むものやお風呂の時間に気を付けてみてください。

眠りが浅い人は、寝る前のスマホを止めたりストレッチで体内を温めたりするのがおすすめです。睡眠不足を解消して、美肌に磨きをかけましょう!