朝は調子が出ないという方やぼーっとして集中力が続かない方は、朝ヨガで体を目覚めさせるのがいいかもしれません。ヨガスクールでは早朝レッスンを開き、出勤前にヨガをする人も多くなっています。
朝ヨガをおこなうと、スッキリした頭で1日のスタートを切れるはずです。
今回は、朝ヨガのもたらす効果や、5分からできる簡単ポーズなどをご紹介します!
朝ヨガで得られる3つの効果
朝にヨガをおこなうと、主に3つの効果を期待できます。
眠たい身体を目覚めさせる
朝起きてすぐヨガをおこなうことで、まだ眠っている体を目覚めさせることができます。
就寝時、私たちの体は副交感神経が優位に働き、リラックス状態になっています。目が覚めると交感神経という活発な状態へ徐々に切り替わるのですが、朝ヨガは副交感神経から交感神経への切り替えをスムーズにしてくれると言われています。
朝が苦手でいつまでも頭がぼーっとするなら、朝ヨガでスッキリ体を目覚めさせるのがおすすめです。
基礎代謝が向上し太りにくくなる
体を動かすことで基礎代謝があがるため、太りにくい体質へと近付きます。太りにくくなるのは、基礎代謝が高いとエネルギーの燃焼効率が良くなるからです。
例えば、同じ運動量をこなしたとしても、基礎代謝の低い人よりも高い人の方がカロリーを消費しやすいとされています。
基礎代謝を上げるには、筋肉をつけて体の内側から熱を発生させるのが重要です。なので、朝ヨガで体を動かすことは結果的に太りにくい体質につながると言えます。
腸の働きを活発にして便秘解消
内臓の働きを良くするのも、朝ヨガの特徴のひとつです。腸の働きが活発な時間帯は、副交感神経が優位な夜中だと言われています。寝起きにヨガをすることで、腸の働きはさらに活性化されやすいようです。腸の働きが活発だと便秘の解消につながり、デトックス効果が期待できます。
朝ヨガはごはんを食べる前、毎朝5分から
朝ヨガはベッドから起きたあと、朝ごはんを食べる前に行います。ヨガは内臓が刺激されるので、食後におこなうのは適さないというのが一般的です。朝ヨガにかける時間は、最初は毎朝5分くらいからの短時間集中型がおすすめです。
特に、朝が苦手な人は30分以上など長時間の朝ヨガをすると、面倒に感じて挫折してしまうかもしれません。もし長時間の朝ヨガをおこなう場合は、毎日ではなく週2~3日でもOKです。
朝ヨガにおすすめのポーズ
朝ヨガでは、体の硬い朝でもバランスが取りやすく、内臓を活発にさせるポーズなどがおすすめです。朝ヨガに向いている4つのポーズをご紹介します。
チャイルドポーズ
- 正座した状態から、両手を前につく
- 両うでを前方へ伸ばしながら上半身を倒し、おでこを地面につける
- ひじをピンと伸ばしすぎないようにしながら、肩の力を抜く
- お尻がかかとから浮かないようにする
- そのまま体勢をキープしてリラックス
ガス抜きのポーズ
- 仰向けに寝た状態から、両ひざを胸に引き寄せる
- ひざを両手で抱え、お尻を地面から少し浮かせる
- 頭を浮かして顔をひざに近付ける
- 丸まった状態のまま、30秒ほどキープ
ワニのポーズ
- 仰向けに寝た状態から、両ひざを曲げる
- 両手を真横にまっすぐ伸ばす
- ひざをくっつけたまま、片側に両足を倒す
- 肩が地面から浮かないよう、足を倒した方向と逆に顔を向ける
- そのまま20秒ほどキープして、両ひざを立てた状態に戻る
三日月のポーズ
- 両手と両ひざを地面につけて、四つん這いになる
- 右足を大きく前方に開き、両手の間に置く
- 右ひざから下は地面と垂直になるようにする(ひざをつま先より前に出さない)
- 上半身を起こして、両うでを真上に伸ばす
- 胸を張って、背中を少しずつ後ろに反らす(動きに合わせて顔も上を向く)
- 背中を反らせたまま20~30秒ほどキープしたあと、四つん這いの態勢に戻る
オンラインレッスンやYouTubeの利用も
「もう少し長時間やりたい」「毎朝続ける自信がない」という方は、オンラインでのライブレッスンやYouTubeなどの利用をおすすめします。オンラインレッスンだと講師と一緒なので丁寧に教えてもらえますし、有料なので「もったいない精神」で続けられる確率が上がります。
また、YouTubeを使えば、さまざまなポーズやプログラムを自由に楽しめるという大きなメリットがあります。
朝ヨガの効果で目覚めスッキリ、晴れやかな1日を
今回は、朝ヨガにより期待できる効果を3つと、初心者でも難しくない朝ヨガのポーズなどをご紹介しました。朝ヨガは体を自然に目覚めさせ、内臓の働きを促したり太りにくくなったりいいことづくめですね。
朝スッキリと起きたい方や集中力を上げたい方は、朝ヨガを試してみてはいかがでしょうか?