きれいな眉メイクを台無しにする、眉毛の剃り跡。

青く見えると「まさに剃り跡!」って感じでガッカリしてしまいますよね。

でも大丈夫!

コツさえつかめば青みを最小限におさえて処理することは可能だし、青みをカバーすることだって難しくありません。今回は眉毛の剃り跡のカバー方法と正しい眉の処理方法を解説します。

眉毛の剃り跡が気になる!そもそもどうして青くなるの?

眉毛をキレイに整えて「これで完璧!」と思ったのもつかの間。

よく見てみると、眉毛の剃り跡が青く残っている!なんてこと、ありますよね。処理をして数日経って気になり始める人もいれば、なかには剃った直後から青さが気になる人もいるでしょう。

 

そもそもどうして眉毛の剃り跡は青くなるのでしょうか?

それは、黒い毛が薄い皮膚を通すことで青く見えるから。

生えている毛をキレイに剃っても、皮膚の中にはまだ毛が少しだけ残っています。その部分が透けて青く見えてしまうわけですね。

また、場合によっては自分では見えないレベルの剃り残しがある場合もあります。ついついうっかりで剃り残してしまうことも珍しくないでしょう。

ちなみに、剃り跡の青さは肌が白い人、眉毛が濃い人、眉毛が太い人ほど目立ちやすいもの。

くわえて、処理による肌荒れによって余計に目立つケースもあるので、処理の際は肌を傷つけないよう、細心の注意が必要です。

 

とはいえ、毛は本来当たり前に生えてくるもので、それが自然。ある程度は仕方ないといえるでしょう。でも、たとえ当たり前といえども恥ずかしいですよね!

というわけで、次は気になる剃り跡を隠す方法を解説します。

眉毛の剃り跡はコンシーラーとチークで隠そう

眉毛の剃り跡をカバーする方法はいくつかありますが、今回おすすめするのはコンシーラーとチーク、そしてアイブロウパウダーを使った3つの方法です。

定番はコンシーラー!「消す」のではなく「隠す」イメージで

一番確実なのはコンシーラーを使うことです。

眉毛専用のコンシーラーもありますが、まずは普段使っている、自分の肌になじむコンシーラーを試してみてください。指、あるいはブラシで少量とって、気になる部分に少しずつのせていきましょう。

ポイントは、「消す」と思わず「隠す」という意識でのせていくこと。そうすると厚塗りや不自然な仕上がりを防ぐことができます。ある程度隠せたら、ファンデーションをのせて肌全体としっかり調和させましょう。

普段使っているコンシーラーでは隠しきれない場合は、眉毛専用のコンシーラーを使うか、あるいはワントーン暗い色味を選んでみてください。

意外と使えるオレンジチーク!色の効果で合理的にカバー

眉毛の剃り跡の青みを消すのには、オレンジチークも有効です。というのも、青とオレンジは互いに補色関係にあるから。補色とは、12色相環の中で対極に位置する色のことです。

補色関係の色は互いに正反対の性質を持っていて、並べれば互いを引き立てますが、重ねれば互いを打ち消すことができるのです。補色はメイクやファッションにも活用できるので、色相環を頭に入れておくと色遊びを生かしたおしゃれが楽しくなりますよ。

 

オレンジチークの使い方は簡単。コンシーラーと同じように、オレンジチークを指先やブラシでポンポンとなじませていきます。つけすぎるとオレンジが目立ってしまうので、量を調節しやすいクリームタイプがおすすめですよ。

余談ですが、青とオレンジ(明るい茶)の組み合わせはイタリア人男性が好む「アズーロ・エ・マローネ」と似ています。イタリア人男性は根っからのおしゃれ気質なんですね!

眉毛との調和を保つならアイブロウパウダー!オレンジ系カラーがおすすめ

オレンジトーンのアイブロウパウダーも、オレンジチークと同じように使うことができます。そもそも眉専用のパウダーなので、オレンジの色味も抑えられており、人によってはオレンジチークより使いやすいと感じるでしょう。

そして、おすすめは単色パウダーよりも断然パレットパレットであれば色味の系統が統一されているため、オレンジが浮きすぎず、自然な眉メイクを実現できるはず。

オレンジ系ブラウンが入っているアイブロウパレットは意外と多いので、気になる人はチェックしてみてくださいね。

眉毛の剃り跡を残さないようにするにはどうすればいい?

 

気になるのは、青い剃り跡が残らない処理方法。

一番手っ取り早いのは眉毛の脱色や永久脱毛ですが、そこまではで難しいという人は、ぜひこれから紹介する3つの方法を参考にしてください。

その1 蒸しタオルなどで温める

眉毛の処理をする前に、蒸しタオルを目の上に置いてじっくり温めます。

そうすることで眉毛が柔らかくなって剃りやすくなり、結果的にごくごく身近い剃り残しも防ぐことが出来るのです。目の疲れも取ることができるので、一石二鳥と言えるでしょう。

ただし、ヤケドには要注意です。蒸しタオルをつくるときは温めすぎないように気をつけてくださいね。

その2 眉用のカミソリ・シェーバーを使う

眉毛の処理に普通のT字カミソリや体酔うのシェーバーを使っている人もいるかもしれませんが、それはNG。きちんと顔にフィットする、眉用あるいは顔用のカミソリ・シェーバーを使用してください。

眉用のカミソリは刃が小さく、顔面の微妙なカーブにもきちんと沿わせることができます。剃り残しを防いで、青さも軽減できるはずですよ。

 

その3 洗顔やシェービング専用のアイテムを使う

眉を剃るときは、シェービングフォームや洗顔、シェービング用のクリーム・ミルク・ジェルなどを使用しましょう。

これらのアイテムはカミソリと肌の摩擦を軽減するだけではなく、毛を柔らかくして剃りやすくしたり、肌荒れを予防する効果も期待できます。

美容成分配合のものもあるので、自分にぴったりのものを探してみてくださいね。

 

眉毛の剃り跡を上手に消して、理想の目元をつくろう

眉は顔の印象を大きく左右します。きれいな眉メイクを目指すなら、青い剃り跡はあり得ないですよね。青さゼロの完璧な眉を目指すなら永久脱毛もおすすめですが、眉毛の形が固定されてしまうのが難点。

だからこそ、【普段の処理を完璧に、隠すときは丁寧に】を意識しましょう!

ちなみに、眉毛を毛抜きで抜くのは絶対NG。目の周りは皮膚が薄く、毛抜きで眉毛を抜くと簡単に皮膚が傷つき、肌荒れを起こしやすいのです。

また、強い力でまぶたを引っ張るのを繰り返すことで、まぶたが垂れてしまうケースも。目元は繊細なパーツであることを忘れないでくださいね。