化粧水は手で塗っていますか?それともコットン?

「コットンのほうがムラなく塗れる」、「手で塗ると手のひらが保湿成分を吸い取ってしまう」「手のひらで温めながら塗った方が浸透が良い」

いろいろな意見がありますが、今回はそれらをすべて解決。

化粧水の正しい塗り方や、コットンパックの方法を解説していきます。

化粧水はコットンより手で塗った方が刺激が少ない

 

最初に書いてしまうと、化粧水はコットンではなく手で塗るのが正解です。

というのも、手の方がコットンよりも肌に与える刺激が少ないから。コットンはやわらかい綿でできていますが、多少の毛羽立ちがあり、肌を擦ることで大なり小なり刺激を与えてしまいます。炎症やニキビなどのトラブルを抱えた肌なら、なおさらコットンは避けたいところです。

 

「有名メーカーやブランドが発売しているかなりフワフワして肌触りの良いコットンならいいのでは?」という意見もあるでしょう。でも、どんなコットンでも使用するときには化粧水をたっぷり含ませますよね?するとフワフワ感がなくなって繊維がぎゅっと密集した状態になり、やはり刺激を与えやすくなってしまいます

 

とはいえ、手で塗れば刺激ゼロ、というわけではありません。大事なのは、手のひらを使って優しく押し当てるようにプレスすること。手を使うと手のひらが化粧水を吸収してしまうなんていう考えもあるようですが、そんなのはでたらめなので気にしないように。

(本当に手のひらの吸収力がそんなに高いなら、私たちの日常生活はもっと不便になっているはずです)

 

コットンパックは効果的!正しいやり方は?

化粧水は手のひらで塗るのが正解というお話をしましたが、コットンを使った効果的なスキンケア方法もあります。それがコットンパック化粧水をたっぷり含ませたコットンを使ってパックする方法ですね。

具体的なやり方は次の通り。

 

  1. あらかじめ顔全体に化粧水を塗る
  2. コットンを化粧水でひたひたにする
  3. 1枚のコットンを剥がすように割いて4枚にする
  4. 額と頬にそれぞれ1枚ずつコットンを張り、残りの1枚は他……2分割し、鼻と顎先に張り付ける
  5. そのまま10分ほど放置(コットンが乾いてきたら適宜化粧水を足す)
  6. コットンを優しく剥がし、乳液や美容液でケアする

 

コットンを剥がすとかなり薄くなってしまいますが、薄い方が肌と密着しやすく、パックしやすくなります。咲きにくい場合はパック用の剥がせるコットンを使うと便利ですよ。

また、パック終了後、化粧水の残ったコットンはもったいなくてもそのまま廃棄してくださいね。

ふき取り化粧水でコットンを使う時に注意したいことは?

また、どうしてもコットンを使わなければいけないシーンというのもあるかと思います。

その代表がふき取り化粧水を使う時。化粧水を含ませたコットンで優しく肌をふき取り、洗顔では落としきれなかったメイク汚れや古い角質を落とすのがふき取り化粧水です。コットンの使用は避けられませんよね。

というわけで、ふき取り化粧水を使う時は化粧水をケチらないこと!コットンに化粧水をたっぷりと含ませるようにしてください。それから使用頻度にも注意。

ふき取り化粧水を使う頻度は週1回程度を目安に。コットンによる肌への刺激を最小限にするためにも、頻繁な使用は避けましょう。

コットンは正しく使ってお肌をケアしよう

化粧水はコットンではなく手のひらを使うのがおすすめですが、コットンパックのようにコットンを使ったほうが効果的な場合もあります。また、乳液やクリームなどある程度とろみのあるアイテムであればコットンの摩擦を軽減できるので、コットンを使って塗っても問題ありません。

 

最近はあらかじめ美容成分がコットンに染み込んでいて、普通の化粧水を含ませるだけで美容効果を高められるコットンもあります。さらに、化粧水がたっぷり含まれているコットンや、個包装のコットンなど、商品もさまざま。

自分の使いやすいように、複数のコットンを使い分けるのもありですよね。コットンをスキンケアに上手に取り入れて、効率よく美肌を目指していきましょう!