Aさん
乾燥肌を改善したいけど、どういったことに気をつけたらいいの?

とお悩みの方もいますよね。
乾燥肌は肌の水分が不足、または水分・油分が共に不足することで引き起こされてしまいます。

しかし日頃の生活やスキンケアを見直したり、食事に気を使うことで改善することは可能です。

そこで今回は、乾燥肌でお悩みの方が抑えておきたい“原因”と“スキンケアのポイント”、さらに“食事”について解説していきます。

乾燥肌の原因

乾燥を招いてしまう原因は日常のいたる所に潜んでいます。

Bさん
これを読んでいるあなたも、思い当たるところがないか当てはめながら読んでみましょう!

エアコンによる乾燥

エアコンは部屋の湿度を下げてしまうので、空気は乾燥している状態になります。
そのため肌の水分が蒸散し、肌のバリア機能が低下します。
そして角質の細胞が傷つくため、肌が乾燥します。

快適に過ごすことのできるエアコンですが、使用するときは加湿器を使用したり、直風を浴びないようにするなど工夫が必要です。

紫外線ダメージによる乾燥

紫外線に含まれるUVBと呼ばれる中波長の赤外線が肌の角質層にダメージを与え、角質層から水分を奪います。

さらに紫外線ダメージによって肌のバリア機能も低下します。

紫外線は肌の乾燥を引き起こすだけでなく、シミやシワ、たるみといった老化現象を促進させるため、注意が必要です。

加齢による乾燥

年齢を重ねるごとに皮脂の分泌量や角質層にある天然保湿因子は減少していきます。

皮脂や天然保湿因子は、肌を刺激から守ったり、水分が外へ出ていくのを防ぐ役割を担っています

この2つが減少することで肌が乾燥するだけでなく、肌のバリア機能が弱まる原因にとなるのです。

摩擦や洗いすぎによる乾燥

洗浄力の強い洗顔料を使っていたり、洗う際に肌をこすりすぎてしまうことで、必要以上に皮脂が落ちたり角層が傷つくため、肌が乾燥してしまいます

また、暑すぎるお湯(42℃以上)も肌に必要な皮脂が奪われてしまうため、洗う際には気をつけるようにしましょう。

乾燥肌のスキンケアのポイント『3つ』

Aさん

乾燥肌のスキンケアのポイントってあるの?

Bさん
あるよ!スキンケアのポイントをおさえることで、スキンケア用品の効力がより強く発揮されたり、乾燥肌の改善が期待できるんだ!
Aさん
そうなんだ!どんなことか教えてよ〜!
Bさん
いいよ!今日から始めることができることばかりだからぜひ実践してみてね!

洗顔は肌のコンディションに合わせる

乾燥肌の方の洗顔は、肌のコンディションに合わせて行うことがポイントです。

洗顔は朝・晩行わなければいけないと思いがちですが、実はそうではありません。

肌のうるおい成分の取りすぎを防ぐため、あまり汚れていない朝は洗顔料を使わずにぬるま湯で優しく洗うなど、肌のコンディションに合わせるようにしましょう

スキンケアはなるべく早く行う

お風呂から上がったあとは肌の水分が奪われやすくなっています。
ですのでなるべく早く、遅くとも10分以内にスキンケアを行うようにするのがポイントです

ですが、お風呂上がりにいろいろやることがあるという人もいるでしょう。そう言う場合は、顔のパックをしてから用事に取り掛かることをおすすめします。

しっかりと保湿する

乾燥肌にとって大切なのが、“しっかりと保湿をすること”です。
まずは化粧水で水分を補い、お肌の角層にしっかりとうるおいを与えましょう。
次に乳液を肌につけるのですが、このとき肌に摩擦を与えたりせず、しっかりと手で肌をやさしく包み込むようにして浸透させます(ハンドプレス)。

乾燥肌の方は乳液で終了せず、クリームで油分をしっかりと補いましょう。

また、乳液やクリームはセラミドやコラーゲンといった成分が入ったものを選ぶようにすることをおすすめします。

内側からスキンケア!乾燥肌の人が摂っておきたい栄養素

外側からケアするだけでなく内側からもケアすることで相乗効果が期待できます。

内側からのケアはすぐに効果が分かるものではありませんが、習慣をつけておくことで徐々に変化を実感できるようになります。

肌の潤いを保ったり健やかにしておくために摂取しておきたい栄養素と食材を見ていきましょう。

ビタミンA

ビタミンAには肌の乾燥や色素沈着を防ぐだけでなく、皮膚や粘膜を正常な状態に保つ作用があります。

さらに角質層に存在する天然保湿因子の生成を促進するため、欠かすことのできない成分です。

〈ビタミンAをよく含む食材〉
・レバー
・うなぎ
・ニンジン
・ほうれん草
・かぼちゃ
・卵黄など

ビタミンB群

皮膚の新陳代謝が活性化し、肌のターンオーバーの周期を整える効果が期待できます
特にビタミンB2・B6は美肌に欠かせない栄養素なので積極的に摂取したい栄養素です。

〈ビタミンB2をよく含む食材〉
・牛レバー
・カマンベールチーズ
・うなぎ
・アーモンド
・たまご
・のり
・納豆
・豚肉など
〈ビタミンB6をよく含む食材〉
・鳥レバー
・豚肉
・いわし
・まぐろ
・セロリ
・たまご
・大豆
・にんにくなど

ビタミンE

肌の血行を促進して、紫外線などの活性酸素からお肌を守ってくれる働きがあります
ビタミンCと摂ることで、よりビタミンEの働きを期待できます。

〈ビタミンEをよく含む食材〉
・アーモンド
・ツナ缶
・たらこ
・アボカド
・うなぎ
・いくら
・大根
・いわしなど

たんぱく質

たんぱく質は肌の細胞の原料になる大事な栄養素です。
良質なたんぱく質を摂取することで、バリア機能の正常な丈夫なお肌が作られます。

〈たんぱく質をよく含む食材〉
・赤身(牛や豚など)の肉
・鶏むね肉
・鶏ささみ
・アジ
・イワシ
・卵など

まとめ

日常生活のちょっとしたことや食生活などを変えることで乾燥肌は改善されやすくなります。

また、知らず知らずのうちに乾燥してしまっている場合もあるので、普段から肌の変化を見逃さず、スキンケアを怠らないようにしましょう。