メイク初心者が迷う問題、それは、「肌質に合ったファンデーションの選び方がわからない」という問題なのではないでしょうか。また、これまで使ってきたファンデーションが急に肌質に合わなくなった場合でも同様の問題が起こります。それでは、失敗しにくいファンデーションの選び方をご紹介していきます。

選ぶ前に知っておきたいファンデーションの種類

ファンデーションには実にさまざまな種類があり、それぞれに異なった特徴があります。それではまず、ファンデーションの種類についてざつくりとご紹介しましょう。

パウダーファンデーション

文字通り粉状のファンデーションで、以下の2種類に分類されています。

ルースタイプ

サラサラとした粉状で、パフでポンポンとはたき込むようにしてお肌に乗せるタイプです。
主として他のファンデーションをお肌に乗せた後の仕上げ用として使用しますが、付け過ぎると粉っぽくなりますので、使いすぎには注意が必要です。

プレストタイプ

粉を固めたタイプで、固形のためルースタイプのように使いすぎる心配がほぼありません。メイク初心者にはこのタイプがおすすめです。

これらはどちらもベースメイクの仕上げ用として適していますが、どちらも薄付きのため、単品で使用すればナチュラルメイク用として使用することもできます。

エマルジョンファンデーション

練り状で固形タイプのファンデーションです。パウダータイプよりも油分の配合量が多くお肌への密着度が高いという特徴があります。
カバー力も期待できますので、シミやそばかすが気になる方には特におすすめです。

リキッドファンデーション

液状で油分の配合量が多く、エマルジョンタイプよりもカバー力が高いという特徴があります。
このファンデーションには、チューブで手にとってお肌に伸ばすタイプのほか、クッションにリキッドファンデーションを含ませたクッションファンデーションもあります。
ツヤ効果を期待でき人気が高いタイプですが、付け過ぎるとヨレたりムラができたりすることがあるのが唯一の難点だといえます。

クリームファンデーション

リキッドタイプとよく似ていますが、リキッドタイプよりも油分の配合量が多いクリーム状で、カバー力と保湿力に優れています。

水ファンデーション

水状で油分を含まないタイプのファンデーションです。クレンジング剤や洗顔料なしでも落とせるタイプが多いというのが特徴ですが、油分含まない性質上、汗や水分には若干弱いという難点があります。

肌質別・失敗しにくいファンデーションの選び方

それでは早速、お肌を5種類に分類して、肌質に合ったファンデーションの選び方をご紹介します。

普通肌

安定した肌質のため、どのファンデーションを選んでも失敗する可能性は低いでしょう。
この肌質の方は、薄付きタイプあるいはカバー力が高いタイプというように、メイクのお好みで選ぶと良いでしょう。

脂性肌

脂性肌の方におすすめなのは、リキッドタイプorクリームタイプ+パウダータイプの組み合わせです。リキッドタイプやクリームタイプは油分の配合量が多いため、皮脂の過剰分泌予防に役立ち、テカリ予防効果を期待できます。
また、その上からパウダーで押さえておくことで、より強力なテカリ予防効果が生まれますよ。
なお、ニキビ肌の場合ではなるべくお肌への負担軽減を優先させる必要があるため、下地のあとに軽くパウダーで押さえておく程度に留めるのがベスト。
また、メイクオフが簡単な水タイプもおすすめです。

乾燥肌

クリームタイプ+パウダータイプの組み合わせがおすすめです。また、エマルジョンタイプもおすすめではありますが、製品によっては油分の配合量が少ないタイプもありますので、そのようなタイプは選ばずに、なるべく油分の配合量が多いタイプを選びましょう。

混合肌

リキッドタイプorクリームタイプ+パウダータイプの組み合わせがおすすめです。ただし、このタイプの方はTゾーンにテカリが出やすいため、Tソーンにはやや多めにパウダーを使用すると良いでしょう。

敏感肌

水タイプまたはパウダータイプの単品遣いがおすすめです。特に低刺激性のミネラルパウダーファンデーションなら、お肌に余分な負担をかからず、敏感肌の方にはおすすめです。
ただし、表皮に炎症やかゆみが起こっているときには美容皮膚科に相談して、ドクターズコスメのパウダータイプを選んでください。
美容皮膚科では敏感肌治療だけでなく化粧品選びのアドバイスも受けられますよ。

クレンジング選びも大切です

ファンデーション選びはもちろん大切ですが、それと同じくらい大切なのがクレンジング選びです。
ファンデーションと同様、クレンジング剤にもあらゆる種類がありますが、油分と水分の配合量が良くおすすめなのはクリームクレンジングです。
このタイプのクレンジング剤はお肌に余分な負担をかけず、しかもメイクや汚れ落ちが良いというメリットがありますので、ぜひ、クレンジング選びの参考にしてくださいね。
なお、クレンジング剤には拭き取りタイプと洗い流しタイプがありますが、お肌への負担が軽いという意味では洗い流しタイプがおすすめです。

まとめ

ファンデーションを選ぶ際には、ご自身の肌質を知り、それに合ったタイプを選ぶことが大切です。また、ファンデーション選びと同じくらい大切なのがクレンジング選びですが、お肌への負担が軽いという点やメイクや汚れ落ちが良いという点で考えれば、クリームタイプが最もおすすめです。
ただし、敏感肌の場合ではこの限りではありませんので、敏感肌でお困りなら、まずは美容皮膚科に相談して、化粧品選びのアドバイスを受けておいてくださいね。