「最近肌が乾燥しやすい」
「肌の赤みとかゆみで悩まされている」
といったことはありませんか?
肌荒れの原因は、年齢や体質、ライフスタイルなどによって一人ひとり違うものです。
今回は、肌荒れの原因や対策について解説していきますので、
「なんで肌トラブルが起きてるか原因がよく分からない」
という方は一度、思い当たるところがないか確認してみてくださいね!
肌荒れとはどういった状態のこと?
肌荒れは、乾燥や赤みなどのトラブルを抱えている状態のことを指します。
美しいお肌というのは角質層が充分に潤っており、キメがなめらかな状態です。
ですが、何らかの原因によって角質層の能力が低下し、キメが乱れてしまうことで肌荒れへと繋がります。
また、女性のお肌は非常にデリケートで、
「お肌が乾燥しているけどブツブツができた」
「吹き出物ができてるし、肌も痒い」
といった複合的な症状が出る場合もあります。
肌荒れの原因は?
肌荒れは一つの原因で起こっている場合もあれば、いくつかの原因によって引き起こされる場合もあります。
ここでは、肌荒れで考えられる原因「5つ」を見ていきましょう。
ターンオーバーの乱れ
肌のターンオーバーが乱れることで、肌の代謝がうまく行われなくなるため、肌トラブルが起きがちです。
肌のターンオーバーは、肌の細胞が生まれ変わる代謝のサイクルのことを指し、理想のサイクルは1ヶ月前後とされています。
それよりも遅すぎる場合や早すぎる場合は、何らかの理由でターンオーバーが乱れてしまっていると考えられます。
「ターンオーバーが早いと新しいお肌が出てくるからいいんじゃないの?」
と思う方もいるかもしれません。
しかしターンオーバーが早すぎると、未熟な細胞が表面に現れてしまい、バリア機能が低下してしまいます。
逆に遅い場合だと古い角質が表面にとどまってしまうので乾燥やくすみの原因になってしまうのです。
よって、肌のターンオーバーは美肌になるためには欠かせない肌の働きといえます。
生活リズムの乱れ
仕事や育児、昼夜逆転といった生活リズムの乱れも肌荒れの原因です。
また、過度なダイエットや暴飲暴食、食事の偏りによっても腸内環境が乱れ、肌荒れが引き起こされやすくなります。
ホルモンバランスの崩れ
ホルモンバランスが崩れることでお肌が敏感な状態になり、肌が荒れやすくなります。
とくに女性につきものなのが「生理」。
生理が近づくことで、卵胞ホルモンや黄体ホルモンのバランスが乱れやすくなり、肌が敏感になってしまうのです。
ですので、
「いつもと同じ化粧水がしみる」
「化粧品で肌が荒れやすくなる」
といったことが起こりやすくなります。
また生理だけでなく、食生活や生活習慣などによってホルモンバランスが乱れることがあります。
お肌の乾燥
お肌が乾燥することで、肌のキメが荒くなったりお肌の水分量が減少することでお肌の水分と油分のバランスが崩れ、肌荒れを引き起こしやすくなります。
特に、空調が効いているところでは湿度が低下しがちなので肌が乾燥しやすい状態です。
またスキンケアのベタつきが苦手で、乳液などの保湿を怠ってしまうということも乾燥に繋がります。
摩擦や刺激を与えすぎる
肌に摩擦を与えることで、バリア機能が低下したり、乾燥やシミやシワの原因になったりしてしまいます。
「こすった方がメイクが落ちそうだから」
「顔をこすらないと洗った気がしない」
「化粧品も乳液も時間がないからゴシゴシと塗ってしまう」
という方は特に気をつけましょう。
肌荒れを引き起こさないための対策
肌荒れを引き起こさないために普段から対策をしておきたいですよね。
美肌の方は体質の問題もあるかもしれませんが、これから紹介する対策法を自然と日常生活に取り入れている方も多いです。
それでは、肌荒れを引き起こさないために普段から気をつけておきたい対策法「3つ」を見ていきましょう。
栄養バランスを気にした食事をする
肌荒れを未然に防ぐためには食生活が非常に大切です。
ビタミンやミネラルなと栄養バランスの取れた食事を意識することで肌のターンオーバーが正常に働いたり、すでに起こっている肌トラブルも改善されやすくなります。
特に
ビタミンA
ビタミンB群
ビタミンC
ビタミンE
を意識して摂取するのがオススメです。
(ビタミンA、Eは摂り過ぎると体内に蓄積されていきやすい栄養素なのでサプリメントで補う際は気をつけてくださいね!)
食事を大切にして内側からきれいにしていきましょう。
適度な運動で筋肉をつける
運動をすることで、
肌のターンオーバーの正常化
ストレス発散
肌のバリア機能の改善
といったことが期待できます。
また血行が促進されたり、筋肉がつくため代謝も上がります。
更に筋肉は美肌にとっては欠かせない存在であります。
「シミができない体質の人は、生まれつき筋肉の性質が異なる可能性があること、また、体重あたりの体幹と下半身の総筋肉量が多い人ほど、顔のシミが少ない」という研究発表もされています。
(参照:論文タイトル:『美と筋肉 ~筋肉に秘められた美肌作用~』)
「運動が苦手…」という方も
いつもより一駅分歩く
エスカレーターを使わず階段を使う
といった日常生活で取り入れやすいことから始めて見るとよいでしょう。
睡眠を大切にする
肌が正常に働くためには体を休ませることが重要です。
体をしっかりと休ませるためには睡眠の“質”が非常に大切になります。
スマホやパソコンを寝る30分前に見ない
寝酒をしない
お風呂は湯船に浸かる
ということから気をつけるようにしましょう。
まとめ
肌が荒れている原因は一人ひとり異なりますが、対策においては良質な食事や睡眠、運動が大切なのは同じです。
「めんどくさいことが苦手」
「時間がない」
という方もいるかと思いますが、そんな方は日頃からできることから取り入れて“習慣化”させることをオススメします。