「クレンジングって一体何?」という美容初心者さんもいますよね。
また、クレンジングを使っているけど適当に馴染ませてすすいでいるという方もいるかと思います。
ですが、クレンジングのやり方が適当だと
「すすいでもクレンジング剤が残る」
「メイクの落ちがイマイチ」
という悩みが出てきがちです。
そのような悩みを解決するためにはクレンジングのやり方は非常に大切です。
クレンジングはやり方を適切な方法にすることでメイクの落としやすさや、洗いやすさが格段に上がります。
そこで今回は、クレンジングはどういったものなのか、クレンジングの基本からコツまでしっかりと解説します。
今さら聞けない!クレンジングとは?
クレンジングとは、油分による汚れ”を落としてくれるものです。
“油分による汚れ”というとピンと来ない方もいますよね。
“油分による汚れ”とは、メイクなどの密着性の高いものや、毛穴に詰まった角栓や頑固な黒ずみのことを指します。
日焼け止めを使ったときは、ついつい洗顔料で済ましがちです。しかし日焼け止めは、肌に塗り込むため汚れが毛穴に埋まってしまうので“洗顔料で落ちる”と書いている日焼け止め以外はクレンジング剤を使用して落とすようにしてくださいね!
またクレンジングには油分が多いので、クレンジング後は基本的に洗顔料で顔を洗うようにしましょう。
W洗顔不要と書いているものにはクレンジング後の洗顔は不要です。
知っておきたい!クレンジングの“基本”
クレンジングの基本の使い方を見ていきましょう。
基本の使い方を実践するだけでも、メイクの落としやすさは格段に上がるのでぜひ実践してみてくださいね!
STEP1.手をきれいに洗う
クレンジングを行う前に丁寧に手を洗い、清潔な状態にしましょう。
手には思った以上に雑菌がついていたり、手を洗わずクレンジングをするとクレンジング剤の力が充分に発揮できない場合があります。
また、雑菌などによって肌荒れを引き起こしたり、メイクが充分に落としきれないといったことに繋がらないように、クレンジング前には手をしっかりと洗い、清潔にしましょう。
STEP2.目元や口元のメイクを先に落とす
ベースメイクを落とす前に目元や口元のポイントメイクを先に落としましょう。
ベースメイクに比べるとポイントメイクは落ちにくいので、ベースメイクと一緒に落とそうとすると肌をこすりがちになる上、細かい部分のメイクが落ちきらず、色素沈着を起こしてしまう原因にもなります。
なお、目元や口元といったポイントメイクは、専用のリムーバーを使うと落としやすいです。
STEP3.クレンジングをする
パッケージに記載されている使用量のクレンジング剤を手にとってください。
クレンジング剤の量が少ない場合、肌に摩擦や負担がかかりやすく、メイクが完全に落ちきらないといったおそれがあるので、ケチらず使いましょう!
手のひらにクレンジング剤をしっかりと馴染ませてから、クレンジングを皮脂の多いTゾーンと呼ばれる鼻やおでこから先に広げ、次に頬に広げます。
先にポイントメイクを落とした口周りと目周りは最後に広げます。
このとき、肌が動かない程度の優しい力でクレンジング剤をなじませるようにし、肌への摩擦を最小限に抑えます。
また眉や小鼻の溝といった細かい箇所は、薬指で力をかけず、くるくると優しくクレンジング。
鼻を洗いたい方向と逆側の手で軽く倒すことで、小鼻の溝も洗いやすくなります。
STEP4.ぬるま湯ですすぐ
30度〜32度くらいのぬるま湯で生え際やフェイスラインにすすぎ残しがないよう丁寧にすすぎましょう。
なお、この温度は毛穴から余分な皮脂などが浮き出しやすい温度と言われています。
あまり熱すぎると肌に必要な水分や油分まで落ちるため肌が乾燥しやすくなるので注意してくださいね!
STEP5.清潔はタオルで水分をとる
清潔なタオルで抑えるように肌に当て、優しく水分を取りましょう。
ゴシゴシとこすると、肌に摩擦を与えてしまい、負担がかかってしまう可能性があります。
種類別!クレンジングのコツをお教えします
クレンジングにはオイル、クリーム、ミルクなどたくさんの種類があります。
種類によって落とし方のコツがあって、このコツを実践するかしないかで
- クレンジングのやりやすさ
- メイクの落ち方
が変わってくるので要チェックです♪
それでは見ていきましょう。
オイルタイプ
オイルタイプのクレンジングは「乳化」させることが重要になります。
「乳化」というのは、クレンジング(油)に少量の水を加え、本来混ざらない油と水をしっかりと混ざった状態にすることを指します。
手に残っているクレンジングオイルに水を少し混ぜて「乳化」させて顔全体になじませましょう。
乳化が一度で終わらない場合は数回繰り返し、顔全体のクレンジング剤が白く濁ってスルッとしたテクスチャーに変わればメイクが落ちたという目安になります。
乳化をおこなうだけでメイクがしっかり落ちるだけでなく、肌への摩擦が最小限でオイル特有のヌルつきが落ちやすくなるのでオイルタイプを使用する際はぜひ実践してくださいね!
ジェルタイプ
ジェルタイプのクレンジングは、手のひらでクレンジング剤をしっかりと温めてからメイクになじませることが大切です。
ジェルをなじませることによってジェルの水分が蒸発してジェルの水分に包まれていた油分と水分が逆転する「転相」という状態により油分が表面化し、メイクや余分な皮脂汚れを落とします。
ジェルタイプのクレンジングでもう一つ重要なのが、ぬるま湯で少しずつすすぐということです。
水分が油分に包まれている「転相」という状態から、油分が水分に包まれている状態に戻すことでメイクを落とすことができます。
クリームタイプ
クリームタイプのクレンジングもジェルと同様に、まずクレンジング剤を手のひらで温めることが大切です。
するとクリームが柔らかくなるので、メイクとの馴染みが良くなり摩擦を抑えることができます。
クリームタイプは肌になじませると重めのテクスチャーで「伸ばしにくい、、、」という印象があるかもしれません。
ですが重いテクスチャーは、皮脂やメイクに馴染むことで軽くなります。
テクスチャーが軽くなったら、すすぐ前にティッシュで抑えるようにしてクリームをオフしましょう。
こうすることですすぎやすくなり、クリームタイプのクレンジング剤のすすぎ残しが残りにくくなります。
ミルクタイプ
ミルクタイプのクレンジングも手のひらで温めてから顔全体になじませるのがポイントです。
あらかじめミルククレンジングを温めておくことでメイクや汚れに馴染みやすくなります。
また、洗い流す際は、ぬるま湯で少しずつすすぐようにしましょう。
シートタイプ
シートタイプのクレンジングは摩擦をかけがちなので、できるだけ優しくメイクを拭き取ります。
イメージとしてはシートを肌に3秒おいて、その部分を拭き取る、またシートを肌に3秒おいてその部分を拭き取る、という感じでゆっくり汚れを浮かせながら拭き取るようすることが大事です。
シートタイプは利便さゆえに忙しいときに使われることも多いですが、ゆっくりと丁寧に落とすようにしましょう。
バームタイプ
バームタイプのクレンジングは、オイルがベースで作られているクレンジングです。
ですのでオイルタイプと同様にしっかりと「乳化」させてからすすぐことがポイントになります。
まとめ
クレンジングはタイプに応じて使用方法を適切にするだけでメイクの落ちや落としやすさが格段にあがります。
クレンジングの基本やコツを知らなかった方や今まで意識していなかった方、メイクの落ちにくさに悩んでいた方は、一度この方法を試してみてくださいね!