格安SIMは月額料金などが安いメリットがありますが、反対にいくつかデメリットもあるので、乗り換え前、検討段階でしっかり特徴を知っておくことが大切です。

この記事では、格安SIMのメリットとデメリットを紹介します。

格安SIMについて基本的なことを知りたい方は下の記事を確認してください
格安SIMとは?初心者のためにわかりやすく解説!

格安SIMのメリットは?

格安SIMのメリットをひと言で言えば、料金が安いということです。

スマホを安く使いたいなら、格安SIMへ乗り換えるのが手っ取り早い対策方法ですよ。

月額料金が安い!

格安SIMは、毎月支払う通信料金が安いのが魅力です。

例えばドコモだと、3GB通信するのに月額3,980円(税抜)もかかってしまいます。

しかしLINEモバイルなら月額1,480円(税抜)、IIJmioだと1,600円(税抜)など、格安SIMなら同じ3GBをドコモの半額以下で使えます。

今までたくさんかかっていた毎月のスマホ代も、格安SIMに乗り換えれば一気に少なく抑えられます。

プランが豊富!自分にピッタリの容量でお得に契約しやすい

ドコモやau、ソフトバンクといった大手携帯会社では、50GBなどの大容量プランか使った分だけ料金が上がる1~7GB程度の少量プランが展開されています。

大手携帯会社だと、「毎月3GBだけ使いたい」「10GBくらい必要」などの細かい希望には答えてくれません。

一方格安SIMにはたくさんの種類があり、それぞれ豊富な料金プランを展開しています。

中には楽天モバイルのように、上限なしの使い放題プランを用意している会社もあります。

自分の使い方にピッタリの料金プランを選びやすいのも、格安SIMのメリットです。

格安SIMの中には、スマートフォンを安く販売しているものもある

通信料金が安いのが格安SIMの魅力ですが、中にはスマートフォン本体を低価格で販売している会社もあります。

例えば楽天モバイルやIIJmio、goosimseller(OCNモバイルONE)といったサービスでは、格安SIMのセット契約を条件に、頻繁にスマートフォンのセール販売が行われています。

ドコモなどの大手では、一括0円などのスマートフォンの割引販売はほとんどなくなってしまいました。

乗り換えに合わせて新しいスマートフォンをできる限り安く買いたい場合も、格安SIMはおすすめです。

通話料金も乗り換え先をしっかり選べば抑えられる!

格安SIMには従来「通話料金が30秒20円で高い」というデメリットがありましたが、2020年現在は各社でオプションが提供され、通話料金も安くなりました。

例えば楽天モバイルなら、専用のアプリを使って電話をかければ通話料金が無料になります。

家族や友人に頻繁に電話を掛ける方も、契約先をしっかり選べば格安SIMへの乗り換え後に電話代に悩まされることはありません。

格安SIMのデメリット・注意点は?

安さが魅力の格安SIMですが、デメリットもいくつか存在しています。

人によってはとくに問題ないこともありますし、反対に致命的な弱点になってしまうこともあります。

デメリットもしっかり確認して、自分にとって格安SIMがベストな選択肢になるかを見極めてください。

契約は主にネットから行う、サポートを受けられるお店は少なめ

格安SIMは、料金を下げるために様々な部分のコストが削減されています。

格安SIMだとドコモなどに比べるとお店の数が少なく、中には一切店舗を構えていない格安SIMもあります。

格安SIMの契約は主にインターネットから行うしくみで、わからないことを聞くなどのサポートもネットや電話で対応してもらうのが一般的なことにご注意ください。

各社の公式サイトには契約の流れや注意点、よくある質問に対する回答などがわかりやすく掲載されているので、しっかり読んでいけば大丈夫です。

なおスマートフォンで通信を行うために必要なSIMカードの入れ替えや初期設定も、説明書や公式サイトのガイドなどは用意されていますが、基本的に自分で行う必要があります。

時間帯によっては通信速度が遅くなることがある

格安SIMは、楽天モバイル、UQ mobile、Y!mobileという例外を除いて、ドコモなどの大手携帯会社から回線の一部分を借りてサービスを展開しています。

ドコモなどの回線を使っている格安SIMは、繋がるエリアは大手と変わりませんが、お昼や夜は回線が混み合って、速度が下がってしまうことがあります。

速度が下がると、SNSの画像表示や動画の読み込みなどで時間がかかってしまいます。

乗り換え手続きの際にかかる費用にも注意!

格安SIMへ乗り換える時は、人によって様々な費用がかかります。

例えば、現在契約しているスマートフォンプランに違約金が設定されている場合は、乗り換える時に1,000円~1万円程度の金額を請求されます。

電話番号はそのままで格安SIMに乗り換える場合は、3,000円程度の「MNP転出手数料」という費用もかかるのでご注意ください。

そして今使っているスマートフォンの分割代金を支払い終えていない場合は、乗り換え後も支払い終えるまで分割代金を請求されます。

まとめ

格安SIMのメリットは、月額料金などの様々な費用を安く抑えられたり、自分に合ったプランを選びやすかったりすることです。

反対にデメリットは、手続きやサポートがネット中心だったり、乗り換え時にいくつかの費用がかかる場合があったりすることです。

今回の解説を、格安SIMへ乗り換える際の参考にしてください。